月曜日, 1月 29, 2007

Re:深夜特急3 インド・ネパール

> 沢木さんがその旅をしたのも、彼が20代のときだと思います。ということは、
> そこに書かれていることは、およそ30?40?年前のことと考えられますが、
> インドのその地はほとかわっていないということかね?
> (沢木さんは現在50代か60代と思われます。)

インドその地は多きく変わってしまったところもあれば、ほとんど同じところもあると思います。ただ、そこに住む人たちとの沢木さんとのかかわり方やそこで沢木さんが感じた印象と僕が感じたコルカタの印象がよく似ています。

ヒッピー(今でいうバックパッカー)たちのたむろするサダル・ストリートという安宿街は、本で描かれているようにしっかり存在したし、確かにサルベーション・アーミー(救世軍)という宿(?)は少し高いが人気があったように思います。本にでてくる"ドミトリー(大部屋)"に僕も泊りました。

沢木さんがコルカタで出会ったインド人たちのように、彼らの『厚顔』ぶりにはほとほと疲れたけれど、そのうちそれが『かわいらしく』も思えてきました。言ってみれば、『デリカシー』にかけるけど『素直』な僕(笑)をもっと極端にしたような人達が多かったような気がします。だって、僕をカモにして『金もうけ』したいのがミエミエなんだ。

おそらく現在の日本では見ることのできない、さまざまな人間模様がコルカタにはあった。それは今でも何も変わっていないと思います。

あきし

日曜日, 1月 28, 2007

It will go public someday(いつかはばれる).

嘘(うそ)をつくのが下手だから、
つかないようにしている。
正直、これはツライ。

嘘をついてでも誤魔化してしまいたいもの、
隠しておきたいものは、たくさんある。
でも「嘘」をついたところで、
そんなものはすぐばれるのだ。

そんな状況にあったとき、"何も言わない No comment"という手段もある。
"沈黙"もまた解なり("Silence" is one of the answers.)。
これが上手な人は器用だ。

「嘘」や「隠し事」は情緒ただよう大人の嗜好品だとおもう。
「謎」は魅力になり、人にはいえない「隠し事」を共有することは
不思議な結束を生む。

僕が黙っていても、結局いつか『ばれて』しまう。
こんなときは、嘘をついてばれてしまう並に(自分でまいた種だけれど)ツライ...。

嗜好品につきまとうスリルとリスクを取るのか?
それともシンプルな平穏を好むのか?

今日も手の届かない贅沢品をウィンドウショッピングする。

BOOK: 深夜特急3 インド・ネパール

深夜特急3 インド・ネパール
沢木耕太郎

----
姉ちゃん

あきしです。
この間借りた 沢木耕太郎の深夜特急を読みはじめました。
やっぱり、『深夜特急3 インド・ネパール』を始めに読むことにしました。

そこに描かれているコルカタの様子やインド人とのやりとり、その時感じた著者の感想が、約2年半程前の私がインド、コルカタにいたときの記憶をありありとよみがえらせてくれます。

『風にふかれ、水に流され、偶然に身を委ねて旅することに、
ある種の快感を覚えるようになっていた。(沢木耕太郎 深夜特急3より)』

『ゆっくり歩もう、急ぐことはない 日々歩む。
(2003-08-02 旅日記より 僕の前を無秩序に動き歩く人々を眺めながらChennai Egmore駅舎にて)』

I love my small niece from Northern land.
----

水曜日, 1月 24, 2007

ハッブル(Hubble)からウェッブ(Webb)へ

ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope, HST)美しい天体写真をはじめて見たのは、私が小学生高学年か中学生のころだったと思う。その緻密で鮮やかで躍動感溢れる天体の表情に強いショックを受けた。「天体は、宇宙は生きている」そう強く思った。

HSTがNASAによって打ち上げられたのは、1990年。それ以来、さまざまな天体写真をとどけてくれた。でも残念ながら最近は不調が報告されている。運用期間は延長され、修復も行われているが、運用停止はいつかやってくる。16年近くも一人でずっと宇宙を見つづけてきたHST。地球の周回軌道を一人でまわりつづけてきたHSTの姿は、一人の天文学者が一生をかけて宇宙の神秘に挑んできた姿ように思えてきた。

HSTのミッションを引き継ぎさらなる宇宙の神秘に迫るミッションをすでにNASAは計画している。それがジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope, JWST)だ。

JWSTは2013年に打ち上げられる予定で、鏡の直径が6.5mでテニスコートの大きさに匹敵する日よけ(sunshield)がついているそうだ。HSTの鏡の直径が2.4mだったのだからほぼ2.7倍の大きさになる。
どんな画像がとどくのか、いまからドキドキするなぁ。

ありがとうハッブル(Hubble)。こんにちはウェッブ(Webb)。

(余談)NASAは宇宙望遠鏡の名前には"bb"をつけることにしたのかな?

火曜日, 1月 02, 2007

「どうなるのか?」

明けましておめでとうございます。
相変わらず変なお天気の札幌です。
みなさんは、いい正月を送っていますか?
友人のおかげで、私は楽しい年越し、
元旦を過ごすことができました。

年末には、「どんな年だったか」を振り返ります。
そして、年が明けると「どんな年になるのか」を
思い描いてみたりします。
当然ですが、「どうなるのか」がわかる人はいません。
私には、どんなにがんばっても
「どうしたいか」「どうするか」ぐらいしか
答えることができません。
いえ、ときに「(本当は自分が)どうしたいのか」さえ
答えることができないことがよくあります。

「あぁー時が無情にも流れてゆくー」とぼやきながら
次から次へとやってくる事象に対応する日々を送って、
いつのまにか一年がたってしまう。

こう言ってしまうと、Negativeに聞こえてしまいますが、
これってとってもドキドキわくわくすることかもしれません。
その瞬間、その瞬間の思い、判断がその先を決めてゆく。
筋書きの無い芝居、楽譜の無いジャズセッションのように
その場の直観やいままでの経験がストーリーをつむぎ、
メロディーを奏でる。
それを如何に、どれくらい楽しくするのか、幸福を醸すのか、
それがその瞬間の私達にかかっている。

「どうなるのか」それは、誰にもわからない。
それを「どうしたい」「どうする」のかは、私達次第。

先月、姪っ子が生まれました。
その子の20年後の世界がどうなっているのか?
それは、誰にもわからないけれど、
私は、「一緒に楽しい時間をすごしたい」
そのために、「.......」。

昨日を送り、明日を思い、今日を生きる。