日曜日, 4月 27, 2008

三度目の桜、開発手法。



今年は三度、満開の桜を見る事ができました。一度は東京で、二度目は大津で、三度目はここ二本松訓練所で。
福島県青年協力隊二本松訓練所での生活も18日間がたちました。

安定したリズムを保って生活ができるようになってきました。訓練所での生活のほとんどは『課業』とよばれる、語学やその他講義、自主学習に時間が割かれています。課業は毎日朝7:00の『朝の集い』にはじまり、夕方17:00に終わります。月曜から土曜日まであります。

さまざまな職種の隊員がいるので、それぞれの授業では専門をカバーできないので、自らの専門性を広め深めるため『自主講座』を企画して開催する人もいます。たとえば、
・理数科講師のための模擬実験講座
・エイズ自主講座
・途上国でのトイレ問題を解決する
などなど。

昨日、『参加型開発手法』という講義があり、そこで「ワークショップ」のワークショップをやりました。昨今よく耳にするワークショップですが、やってみると以外に難しことがわかりました。当たり前ですが、ワークショップにはルールがあります。今回は経験者もいたこともあり、少ない時間のなかで一通りとおすことができました。けれど、任地ではこのルールを理解して、乗っ取って行うだけでも大変なことだと容易に予想がつきます。

参加型の一方で、アンケートやインタビューで質問に答えてもらって、その返答を集計して分析する方法もあります。その方法を勉強する機会があればいいなぁと思ってもいます。

金曜日, 4月 18, 2008

「下手な考え、休むに似たり」

6月9日にはじまった、青年海外協力隊(JOCV)平成20年度第一次隊候補生の二本松での訓練生活も早9日が立ってしまいました。この間、JICAの偉い人の講義や訓練所所長の講話、訓練生活に関するオリエンテーションや派遣国の言葉:語学、職種で必要なスキルなどの講習が行われておりました。

毎日次々と新しいことが起こっているので、毎日報告ができればいいのですが、何分筆無精、お許しください。

現在このJICA二本松訓練所では、162名(男子69名、女子93名、全体平均28.4才)の派遣候補生が日夜訓練に勤しんでいます。(時を同じくして、長野県にあるJICA駒ヶ根訓練所でも行われています)この二本松訓練所では、東南アジア・中東・アフリカへ派遣される英語、中国語、フランス語、クメール語、マレー語、タイ語などを学ぶ候補生が訓練しています。

訓練生活でのおもな課業は、語学と異文化理解です。65日間訓練で語学の授業時間だけで210時間も割かれています。朝7時から午後5時までが課業の時間ですが、ここでの訓練生活そのものが異文化=他者との共同生活、異文化理解になっています。さまざまな職種やバックグラウンドを持つ人たちが一同に集まって共同生活しているので、新しい価値観や世界と常に遭遇しているような感じです。

訓練がはじまって一週間以上たったので、候補生の生活もリズムが出て落ち着いてきた気がします。これからはより深く異文化に触れることになっていきそうです。

訓練生活はずべてが課業に集中できるように管理されていて、大変恵まれた環境です(もちろん全て国民の税金でまかなわれています)。ただ、いろいろとくよくよとうつうつと余計なことを妄想して、怒ったり、落ち込んだりして、もんもんと悩むこともあります。たまたま訓練所の図書館で見つけた禅の本に「下手な考え、休むに似たり」と書いてあるのをよんで、はっと思いました。とりあえず手と体を動かすべし。

金曜日, 4月 11, 2008

青年海外協力隊 in 二本松訓練所 for 65 days

青年海外協力隊では、協力隊派遣候補生に対して、65日間の訓練を設けています。
その訓練で、派遣国でのミッションに必要な語学と生活をやり抜くすでを学びます。
日本とは、遠くはなれ習慣も違う派遣国で、2年間を充実させる為には周到な準備が必要ですね。

僕は今、福島県の二本松市にあるJICA青年海外協力隊訓練所で訓練を受けています。
その様子を逐次お伝えしていきたいと思っています。

月曜日, 4月 07, 2008

三井寺、琵琶湖疎水



先週末、滋賀県大津にある三井寺へ花見に行ってきました。
大津には祖父の家があり、また三年前に一年間住んでいたこともあり、懐かしく親しみを感じる町です。
滋賀県は近江の国とよばれていました。東海道を通って京へ登る際必ず通る場所でもあります。
それゆえに大津の歴史は古く、京都は比叡山一山はさんでお隣なので、貴重な文化遺産が数多く残されています。

大津にある古寺の中でもこの春の時期、ひときわ華やかなのが、桜で有名な三井寺とそのそばにある琵琶湖疎水です。天気もよく、丁度桜も満開で、一日花見日和でした。琵琶湖疎水というのは、琵琶湖の水を京へおくるための運河で、山の下にトンネルを通してあります。琵琶湖疎水の縁に植えられた桜並木もとてもきれいでした。

東京に帰ってくると、桜はもうすでに散り始めていて、刹那いですね。
近所の小学校は、今日が入学式で桜吹雪の中、新しい生活がはじまります。
僕の小学校の入学式の写真では、桜は満開だったので、開花が早くなっているみたいですね。
これも温暖化の影響でしょうか…。

火曜日, 4月 01, 2008

春爛漫



関東の桜は、丁度先週末満開になったようです。我が家東京町田の桜も満開です。

一歳の姪っ子が遊びに来ていて、一日ベビーシッターでした。
身の回りにあるあらゆるものすべてに驚きや感動が彼女を包んでいるみたいです。
お母さんの愛情を一身に受け止めて、すくすくと育っています。

さて、この春に札幌を離れ、実家のある東京へ8年ぶりに戻ってまりました。
そして、この6月に青年海外協力隊として二年間、南アフリカ共和国へ行く事になりました。
なぜ、青年海外協力隊を選んだかはいずれお伝えすることにして、
南アフリカでの活動内容を紹介します。

南アフリカのイースタンケープ州のアリス(Alice)という町にある、フォートテア大学(University of Fort Hare)に附属する科学館(Science Center)で国内外の博物館や科学館のネットーワーク作りや市民の人たちに科学などに興味をもってもらうための展示やイベントを企画・運営する業務に携わるようです。

具体的に何をするのかはまだわかりません。
ただ日本のほぼ地球の裏側にあるアフリカの国でどんなことがまっているのか不安と期待が入り交じった感じに興奮してきています。