金曜日, 4月 18, 2008

「下手な考え、休むに似たり」

6月9日にはじまった、青年海外協力隊(JOCV)平成20年度第一次隊候補生の二本松での訓練生活も早9日が立ってしまいました。この間、JICAの偉い人の講義や訓練所所長の講話、訓練生活に関するオリエンテーションや派遣国の言葉:語学、職種で必要なスキルなどの講習が行われておりました。

毎日次々と新しいことが起こっているので、毎日報告ができればいいのですが、何分筆無精、お許しください。

現在このJICA二本松訓練所では、162名(男子69名、女子93名、全体平均28.4才)の派遣候補生が日夜訓練に勤しんでいます。(時を同じくして、長野県にあるJICA駒ヶ根訓練所でも行われています)この二本松訓練所では、東南アジア・中東・アフリカへ派遣される英語、中国語、フランス語、クメール語、マレー語、タイ語などを学ぶ候補生が訓練しています。

訓練生活でのおもな課業は、語学と異文化理解です。65日間訓練で語学の授業時間だけで210時間も割かれています。朝7時から午後5時までが課業の時間ですが、ここでの訓練生活そのものが異文化=他者との共同生活、異文化理解になっています。さまざまな職種やバックグラウンドを持つ人たちが一同に集まって共同生活しているので、新しい価値観や世界と常に遭遇しているような感じです。

訓練がはじまって一週間以上たったので、候補生の生活もリズムが出て落ち着いてきた気がします。これからはより深く異文化に触れることになっていきそうです。

訓練生活はずべてが課業に集中できるように管理されていて、大変恵まれた環境です(もちろん全て国民の税金でまかなわれています)。ただ、いろいろとくよくよとうつうつと余計なことを妄想して、怒ったり、落ち込んだりして、もんもんと悩むこともあります。たまたま訓練所の図書館で見つけた禅の本に「下手な考え、休むに似たり」と書いてあるのをよんで、はっと思いました。とりあえず手と体を動かすべし。

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