水曜日, 1月 24, 2007

ハッブル(Hubble)からウェッブ(Webb)へ

ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope, HST)美しい天体写真をはじめて見たのは、私が小学生高学年か中学生のころだったと思う。その緻密で鮮やかで躍動感溢れる天体の表情に強いショックを受けた。「天体は、宇宙は生きている」そう強く思った。

HSTがNASAによって打ち上げられたのは、1990年。それ以来、さまざまな天体写真をとどけてくれた。でも残念ながら最近は不調が報告されている。運用期間は延長され、修復も行われているが、運用停止はいつかやってくる。16年近くも一人でずっと宇宙を見つづけてきたHST。地球の周回軌道を一人でまわりつづけてきたHSTの姿は、一人の天文学者が一生をかけて宇宙の神秘に挑んできた姿ように思えてきた。

HSTのミッションを引き継ぎさらなる宇宙の神秘に迫るミッションをすでにNASAは計画している。それがジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope, JWST)だ。

JWSTは2013年に打ち上げられる予定で、鏡の直径が6.5mでテニスコートの大きさに匹敵する日よけ(sunshield)がついているそうだ。HSTの鏡の直径が2.4mだったのだからほぼ2.7倍の大きさになる。
どんな画像がとどくのか、いまからドキドキするなぁ。

ありがとうハッブル(Hubble)。こんにちはウェッブ(Webb)。

(余談)NASAは宇宙望遠鏡の名前には"bb"をつけることにしたのかな?

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