金曜日, 8月 25, 2006

泊原発の炉心(原子炉圧力容器)は鍛造(たんぞう)

昨日(8月24日)に、北大CoSTEP主催『泊原発見学ツアー』に
参加してきました。すごくたくさんのことを勉強しました。

カオス理論を勉強している身からみた興味深い例を
原発で見つけたので報告。

原発の中でウラン核分裂反応が起こっているところを
炉心(原子炉圧力容器)と呼びます。
泊原発1号、2号機の炉心は、厚さ約15cmステンレス製で
なんと『鍛造(たんぞう)』なのです。

鍛造は鋳造(ちゅうぞう)などに比べ強い(強度の高い)材料が
作れます。

鍛造(Wikipedia): http://ja.wikipedia.org/wiki/鍛造

実は、鍛造やパイこねなどの引き延ばしては、折り畳むことは、
(難しいですが)カオス理論の初期値鋭敏性を利用して、
ものを均一にすることなのです。

初期値鋭敏性: 初期値のごくわずかなずれが、将来の結果に甚大な差を生み出す性質

カオス理論(Wikipedia): http://ja.wikipedia.org/wiki/カオス理論


おそらく、炉心の材料の製法に感動したのは私だけでしょうが。
あぁ、こんなところにもカオスです。
というよりも、カオスは『普通』だということでしょうか?

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