水曜日, 6月 28, 2006

BOOK 無思想の発見

無思想の発見
養老 孟司 (著)
ちくま新書

「無思想はフレキシブルだよね、都合がいいのさ。
だから何事にも寛容なんだよ。器がでかいってこっと。
みんなつまらない思想に囚われていないで、
日本古来の「無」の思想に戻ろうよ!」
っていっているように思った。

これはこれでいいよね。たしかに都合がいい。
うまく行きそう。
論理的に考えてうまくいきそうな戦略なのに
なぜかみんながみんな、とういよりほとんどの人類は
「無思想」を採用していないのです。

きっと「有思想」には、強い引き込みがあるのです。
思想なしではふらふらと不安で、
不自由を承知で何か基底を自ら定めて、
それからでないと生きてゆけないから、
多くのひとが有思想でいるのだろう。

どうすれば、「無思想」に鞍替えできるのか
その辺も書いて欲しかったね。

でもやっぱり、よくもわるくもクソジジイだなこの人は。
小生は生意気にもそう思いました。
こんな人が結構好きです。

Amazon.com
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062807/qid=1151463258/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-1434028-8192310

0 件のコメント: